SUVの中でもトップクラスの燃費を誇るハリアーハイブリッド。
また、強力なモーター出力によるスムーズな動力性能も抜群の高さです。
人気、注目度文句なしのハリアーハイブリッドですが、実際燃費はどのようになっているのか、口コミをまとめてみました。
新型ハリアーハイブリッドのカタログ燃費
新旧ハリアーの燃費について触れる前に、まずは新型ハリアーハイブリッドのカタログ燃費について見ていきましょう。
新型ハリアーハイブリッドのカタログ燃費はJC08モードで21.4km/Lとなっています。
なお、新型ハリアーハイブリッドは2,493cc直列4気筒DOHCエンジン+モーターの構成で車重は1,770~1,810kgです。
※ガソリン車2WDで平均1600kg前後
燃費にはこの車重が影響してきますので注意しておきましょう。
旧型ハリアーハイブリッドのカタログ燃費
30系ハリアーと呼ばれる旧型ハリアーハイブリッドのカタログ燃費は10・15モードで17.8km/Lとなっています。
カタログ燃費だけでも新型ハリアーハイブリッドより低い数値になっていますがこれは1,970kgと新型に比べて100kgも車重が増加していることが原因でしょう。
また、新型ハリアーハイブリッドはレギュラーガソリンが使用可能ですが旧型ハリアーハイブリッドはプレミアムガソリン、つまりハイオク指定となっていますのでその点も注意してください。
新旧ハリアーのカタログ燃費
新型ハリアー | 旧型ハリアー |
---|---|
21.4km/L (JC08モード) | 17.8km/L (10・15モード) |
新型ハリアーハイブリッドの燃費口コミ
まず実燃費を見ていくにあたり、市街地と高速道路と郊外道路の3シーンに分けて触れていきます。
新型ハリアーハイブリッドの高速道路における実燃費は18.9km/Lとカタログ燃費よりもわずかに落ちていますが、比較的良好な燃費値です。
続いて峠などの郊外道路での実燃費は19.5km/Lと高速道路の燃費値よりも少し伸びています。
それでもカタログ燃費よりは落ちていますが、カタログ燃費から1~2割ほど減った値が実燃費値であると考えるとかなり良好な部類に入るでしょう。
最後に市街地での実燃費値を見てみると17.4km/Lと3シーンの中では一番低い数値となっています。
ハイブリッドと言うと停止と発進を繰り返す市街地こそ得意なイメージがありますが、エンジンが2.5Lクラスであることと重量があるために、市街地では苦戦しがちです。
逆に高速道路や郊外道路などの停止と発進が少ない場面では良好な燃費値を出すことが可能でしょう。
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旧型ハリアーハイブリッドの燃費口コミ
30系ハリアーハイブリッドも新型ハリアーハイブリッドと同様に3シーンに分けて見ていきましょう。
まず高速道路での実燃費値は10.1km/Lとカタログ燃費と比べると大きな差があり、新型と比べてもかなりの差があります。
これにはやはり2トン近い車重が影響しているためです。
100kg程度の差ではありますが、その差が大きな影響を及ぼしていることがこの燃費値からもわかるでしょう。
続いて郊外道路での実燃費は13.8km/Lと高速道路よりも伸びています。
高速道路では逆に燃費値が伸び悩んでいましたが、郊外道路となると程よい速度域で走れるため、思ったよりも良い燃費値が出るというわけです。
最後に市街地での実燃費を見てみると12.5km/Lと意外にも高速道路より良い燃費値が出ています。
旧型ハリアーハイブリッドにはアイドリングストップ機能が搭載されており、停止と発進が多い市街地においてこの機能は絶大な効果をもたらします。
旧型ハリアーハイブリッドのエンジンは3.3Lクラスエンジンのためハイブリッドシステムなしだととても褒められる燃費値は出ませんが、このあたりは上手く作られています。
まとめ
新型と旧型のハリアーハイブリッドのカタログ燃費と実燃費について見ていきましたが、どちらも大きいサイズの車としては比較的良好な燃費値が出ています。
旧型ではアイドリングストップ機能が搭載されており、どちらかというと市街地で燃費を伸ばすことが得意です。
対する新型では60km/hの速度域までEV走行が可能であり、郊外道路において燃費を伸ばすことが得意です。
なお、今回の実燃費値のデータはe燃費などのサイトからの口コミと、カーメディアの情報を基にしてみましたが運転の仕方によってはもっと燃費値が伸びますので、ぜひ運転の仕方に気を付けて走ってみてください。